東日本大震災 宮城県地区被害情報

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 東松島、住宅地65%浸水 国土地理院が津波分析

東日本大震災の津波による東北の太平洋沿岸の住宅地・市街地の浸水面積は92平方キロに達することが、国土地理院の分析で分かった。市町村別の浸水率を見ると、東松島市は住宅地・市街地の3分の2が水に漬かった可能性がある。
  県別で最も被害面積が大きかったのは、宮城県の68平方キロ。岩手は18平方キロ、福島は6平方キロだった。
  主な市町村の住宅地・市街地の浸水率は東松島市の65%を最高に、宮城県南三陸町と岩手県大槌町52%、宮城県女川町48%、同県山元町47%、石巻市46%など、半分近くが水に漬かった自治体が目立った。
  女川町以北は、沿岸部まで小高い山が迫って津波が奥まで入らず、自治体全体の浸水率は数%にとどまった。ただ狭い平地に建物が集まっていたため、住宅地・市街地の浸水率は高くなった。
  国土地理院は3月12〜19日に空中から撮影した写真を基に津波の浸水範囲を推定。土地利用データと組み合わせて、土地利用区分別の浸水面積を算定した。
  岩手県沿岸や東京電力福島第1原発周辺など、撮影できていない場所もあるため、浸水面積はさらに増える見通し。






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